自家製粉のそば粉
自家製粉するためには設備や機械を置くスペースを確保するなどそば粉で仕入れる数倍の労力をともないます。
ですが、鮮度が大きく違います。蕎麦は収穫するときは黒い皮がついています。それを「玄そば」と言い、種の状態なので1番劣化しにくいです。
当店ではそこから1つ処理された物の「抜き身」を仕入れています。
抜き身は玄そばから黒い殻を取ったもので、抜き身を自分で石臼を使ってそば粉にしています。
この抜き身の状態が2番めに劣化しにくい状態です。この劣化のしにくい抜き身を使う分だけ挽くようにしています。
蕎麦粉屋さんで挽いた物は仕入れた時にすでに粉の状態です。
ですので、蕎麦粉屋さんで挽いてもらった粉よりも香りは濃いですし、味も濃いです!
状態の良いそば粉を使えば美味しい蕎麦に、自分の理想のそば粉なら理想の蕎麦になるわけです。
ただ、仕入れたそば粉でも産地や時期によっては、香りや味の深さが変わるので調整が必要となります。
常に一定以上の味を保つためにも、石臼の挽き方や水の量での調節にこだわっております。